ポーカーと言えば2〜6人で行われるトランプゲーム。カードのマークや数字によってスコアが違い得点が多い人が勝ちという世界でもすごく有名なゲームです。そこで今回は、オンラインカジノにあるビデオポーカーについて分かりやすく解説しています。
いつもなら実際にプレイヤー対プレイヤーですが、今回は一人で遊べるビデオポーカーです。何か感覚が違いそうですよね。
ルール、種類、役だけでなくビデオポーカーならではの攻略法も記載しているのでぜひ参考にしてくださいね。
ビデオポーカーとは
目次
ビデオポーカーは、オンラインカジノならではのゲームです。マシーンやモニター上に表示されたカードによって、ポーカー役を揃えることが目的になっています。
日本ではRPGなどの一要素として、リアルでも軽いトランプゲームとして搭載されていることも多いですが、海外ではその気軽さから日本でいうパチンコくらいの人気を誇っています。
☑️ビデオポーカーは勝てる遊戯?
ビデオポーカーは賢く遊べば勝てる遊戯として知られています。
運要素が多いオンラインカジノの中で、比較的プレーヤーの技量を求められるのがビデオポーカーです。戦略をしっかり立てることで勝利をつかめることも多いので、頭を使ったゲームを楽しみたい方にオススメ。
ただしあくまでギャンブルなので、うまく遊ぶことで勝つ確立がすこしアップすると思っていたほうがよいでしょう。
☑️通常のポーカーとの違い
ビデオポーカーと通常のポーカーの違いは、大きく分けて2つあります。
1つ目は相手です。
通常のポーカーは複数のプレーヤー同士が勝敗を争いますが、ビデオポーカーはコンピュータから配られるカードで役を作るだけ。そのため対人戦ならではの心理的駆け引きが発生しないので、通常のポーカーとは別の戦略を必要となります。
2つ目は役です。
特にワンペア(同じ数字のかぶり)の扱いが違います。通常のポーカーであれば、2~Aでどの数字がかぶってもワンペアという役が成立するのです。
ところがビデオポーカーの場合はゲームの種類によって違いはありますが、少なくとも10以上の数字(10,J,Q,K,A)のワンペアでなければ役としてカウントされません。
こうしたルールの違いを理解しておかないと、思わぬ損に繋がるので注意しましょう。
とくに2つ目に挙げた役の違いは、ゲームの戦略にもダイレクトに結びつくので、しっかり把握しておくことが必要です。
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ビデオポーカーのゲーム進行
ここからはビデオポーカーのゲーム進行を解説します。ゲームの目的はより強いポーカー・ハンド(役)をつくるということ!
ビデオポーカーは数あるギャンブルの中でも、1回が短くステップも少ないので複雑なルールのゲームは苦手という方にもオススメです。
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進行1 掛け金を決める
まずは掛け金を決めます。
自分の所持金の中から、そのゲームに賭ける金額をベットしましょう。基本的に賭け金の設定は1回のみなので、流れを掴んで決定することが大切です。
進行2 カードが配られるので残すものを選ぶ
賭け金が決まったら、5枚のカードが配られます。そのうち残すものを選択。
それ以外を交換するという流れです。最初に配られた5枚のカードからどの役ができそうかを予測し、交換します。
ビデオポーカーでもっともドキドキする瞬間です。
進行3 配当金とダブルチャレンジ
カードをオープンして、役が成立していれば配当金を受け取れます。役が成立していない場合は賭け金は没収です。
倍率は役によって決められていて、難しいものほど高くなっています。役が完成していた場合のみ、ダブルチャレンジに挑戦可能です。ルールは4枚のカードから1枚を選び、予め表向きになっているカードより強いカードを選ぶというもの。
もし成功すれば配当が2倍になりますが、外せば没収になります。
無限に配当を増やせる一方で、外したときのダメージは大きいでしょう。ダブルチャレンジを行うかはプレーヤーの判断なので、流れを察知して挑みましょう。また、ダブルチャレンジの他にハーフダブルというルールを適用しているところもあります。
ハーフダブルは、配当の半分でダブルチャレンジに挑める制度です。配当の半分は手に入るので、通常のダブルチャレンジよりもリスクは少ないといえるでしょう。
ポーカーの役(ポーカー・ハンド)について解説
ビデオポーカーの流れが分かったところで、役について解説していきましょう。ビデオポーカーの役はほとんどの場合9種類に分けられます。
大きい順に紹介しますが、一番小さい役については次項で解説します。というのも、一番小さい役によってゲームの種類が分けられているためです。
ロイヤルフラッシュ | |
「A,K,Q,J,10」のカードがそろい、かつマークも一致している場合にのみ適用される役です。
通常のポーカー含めて最高の手として認定されています。配当率もかなり高く、すべてのプレーヤーが憧れる役です。 ちなみに、通常のポーカーではこの下にマーク違いの「ロイヤル・ストレート」というのがありますが、ビデオポーカーでは適用されません。 |
ストレートフラッシュ | |
カードが連続した5つの数字になっており、かつマークが一致している役です。
ここで注意したいのが、「A,2,3,4,5」という並びでも成立すること。通常のポーカーではダメですが、ビデオポーカーでは役として認定されます。 |
フォーカード | |
5枚の中で4枚のカードの数字が一致した役です。数字による強さは関係ないので、2を4枚集めても成立します。 |
フルハウス | |
「7,7,7,9,9」というように、同じ数字が3枚と2枚に分けられている役です。
これも数字の強さは関係ありません。 上位3種類よりはそろえやすいので、狙いたい役です。 |
フラッシュ | |
5枚のカードをすべて同じマークで揃える役です。
分かりやすい役ですが、他の役との兼ね合いで狙うか迷う役でもあります。フラッシュよりも揃えやすく、配当が少ない役の間で揺れ動くことも多いでしょう。 そういった意味では、プレーヤー泣かせの役といえるでしょう。 |
ストレート | |
5枚のカードが連続する場合に成立します。
「A,2,3,4,5」のように、Aと通常の数字でも認められるのは、ビデオポーカーならではです。 狙いやすそうな役ですが意外に難易度が高いので、慎重に考えましょう。 |
スリーカード | |
5枚のうち、3枚が揃った役です。
初手で揃っていれば、残り2枚のうちどちらかを交換してフルハウスやフォーカードを狙えるので、ラッキーといえるでしょう。 基本的にスリーカード以上ができれば、配当金が高くなります。そのため稼ぐためには、スリーカード以上の手をいかに作るかがカギになるでしょう。 |
ツーペア | |
「4,4,7,7,9」のように同じ数字の組み合わせが2つできている状態です。
初手で来ることもあるので、1枚交換してフルハウスを狙えます。 ビデオポーカーの中では2番目に小さい役ですが、初手でワンペアを揃えていないとなかなか難しいでしょう。 ここまでが多くのゲームで共通して配当を受け取れる役です。どれもポーカーをやる上で把握しておきたいものなので、しっかり覚えておきましょう。
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ビデオポーカーの種類
さきほど、ワンペアの扱いによってビデオポーカーの種類が分けられるといいました。
ここからはより具体的な分け方と、それぞれのルールを解説します。
ジャック・オア・ベター |
ジャック・オア・ベターはビデオポーカー初心者にもオススメできるゲームです。
先ほど紹介した役と、J以上のカードでワンペアを揃えられれば配当金をもらえます。 ビデオポーカーの中では一番広く遊ばれているタイプです。初心者の方はまずジャック・オア・ベターから始めてみましょう。 ちなみにフラッシュ系統の方がペアやフルハウスより配当が高くなる、オール・アメリカン・ポーカーもJ以上のワンペアから配当が発生します。 |
デュース・ワイルド・ポーカー | マーク関係なく2のカード(デュースカード)がワイルドカード(どのカードにもなれるカード)になっていて、スリーカード以上を揃えることで配当金を受け取れます。
ワイルドカードを引く可能性が高いので、役になりやすいゲームです。 反対にワイルドカード以外で役を揃えると、配当率がアップします。 この辺りの駆け引きが鍵になるでしょう。 |
テンズ・オア・ベター | ジャック・オア・ベターがJ以上のワンペアでしたが、10以上のワンペアを約とするのがテンズ・オア・ベターです。
その分配当は下がりますが、ローリスクでゲームを楽しみたい方にオススメ。 |
ジョーカーワイルド | 52枚のカードとジョーカーを使ったポーカーです。
ジョーカーがワイルドカードになっており、同じ役でもジョーカーの有無で配当が異なります。 また最低の役はKのワンペアです。ジョーカーが入った分役は作りやすい反面、ワンペアの難易度が上がっています。 |
エース・アンド・フェイス | キングのワンペア以上の役で配当がもらえます。
基本的な配当は他のポーカーと変わりませんが、フォーカードのみ配当が異なります。 「A,8,7」意外のフォーカードを普通のフォーカードとし、その上に「7,8,A」の順で配当が高くなるのです。 特にAと8のフォーカードは、ストレート・フラッシュよりも配当が高く、独自の戦略が必要になります。 |
ダブルボーナスポーカー | ダブルボーナスポーカーも、K以上のワンペアから配当を得られます。
それ以外のルールはジャック・オア・ベターと同じですが、フォーカードの配当が高くなっています。 「5~k」<「2~4」<「A」というようにフォーカードの強さが変わります。 Aのフォーカードがフラッシュよりも高配当になっている一方で、それ以外の役に対する配当は低めです。 なので、高額賞金を狙いたい上級者にオススメのゲームといえるでしょう。 |
このようにビデオポーカーにはいろいろな種類があるのです。まずは基本のジャック・オア・ベターで感じを掴んでから、他のゲームに参加してみてくださいね。
オンラインカジノ ビデオポーカーの攻略法
ビデオポーカーを攻略するためには、カードの入れ替えがポイントになります。
幸いなことにいくつかのパターンが確立されているので、最初はそれにそってやってみましょう。
あと1枚でロイヤルフラッシュの場合
基本的にロイヤルフラッシュを狙うために4枚を残しましょう。ストレートやフラッシュが揃っていても、あえて崩すのがベターです。
絶好の機会なので、大物手を狙いましょう。
スリーカード
3枚をホールドし残りの2枚をチェンジするのがベターです。
1枚チェンジでフルハウスを狙うてもありますが、あと1枚でフォーカードになるので、2枚交換しましょう。
ストレートとフラッシュ
ロイヤルフラッシュがあと1枚で狙えるとき以外は、全てキープしましょう。崩してもこれ以上の手になりにくいので、素直に配当を受け取るのがベターです。
ツーペアと役になっているワンペア
成立しているカードをホールドし、残りはチェンジしましょう。このあたりは、感覚的に分かりやすいのではないでしょうか。
ノー役(ポーカー・ハンド)の場合
ここまでは、役がすでに出来上がっていたりあと1枚で大物手になったりする場合を紹介しました。
ここからはノー役のパターンを解説します。いくつか悩ましい状況も載せているのでぜひ参考にしてくださいね。
・あと2枚でロイヤルフラッシュ:関係する3枚を残しましょう。ロイヤルフラッシュはポーカーの中で一番配当が高い手なので、積極的に狙いたいところです。
・あと1枚でフラッシュ・ストレートの両面待ち:4枚をホールドしましょう。これは分かりやすいですね。ちなみにたとえあと1枚でストレートでも、両面待ちでない場合は対応が異なります。
・役外のワンペア:その2枚以外をチェンジします。あと1枚くればスリーカードなので、役確定です。
・ハイカードの枚数による違い:2枚きた場合は、ハイカードをホールドし他のカードをチェンジしましょう。3枚なら同じマークのものを、すべて異なるマークなら数字が低い方をホールドします。
このあたりは悩ましいところですが、定石ではこうなっているのです。
・ハイカードが1枚の場合:ハイカードが1枚の場合は、基本的にそれ以外をチェンジします。ただし、ハイカードと同じマークの10が来ていたらキープしましょう。
このあたりは人によって差が出ますが、ロイヤルフラッシュを狙える手でもあるので、同じマークの10であればキープしたいですね。
・それ以外:全チェンジです。たとえストレートの真ん中待ち、フラッシュの2枚でもチェンジしましょう。ここをもったいないと思ってキープしてしまうと、沼にハマる可能性が高いです。
まとめ
ビデオポーカーの本質は、ロイヤルフラッシュを狙うことです。
ロイヤルフラッシュが出るまでやって、その中で資金がプラスになるかマイナスになるかという戦略がベターといえます。ただし実行するためには大量の資金が必要になるので、まずは先ほどの攻略法を参考に無理なく遊んでみてはいかがでしょうか。
ビデオポーカーは、他の人と楽しむゲームではなく一人で黙々と遊べます。また初心者向けのものや、上級者向けの台まで幅広くあります。
まずは一番オーソドックスな、ジャック・オア・ベターで感覚をつかんでくださいね。ビデオポーカーはある程度の攻略法が確立されたゲームなので、しっかり覚えることでローリスクで勝負できますよ。